Jリーグ初得点を記録!衰えしらずのダビド・ビジャ!

開幕戦で不発に終わったヴィッセル神戸のビジャだが、第2節で待望の日本初ゴールを記録した。

 

開幕戦の活躍を見て、不安に思ったサポーターも多くいたと思うが、さすがはビジャ!というプレーを幾度となく披露してくれた。

 

観戦して印象的だったのは、非常にゴール感覚に優れた選手であり、イニエスタ同様にサッカーIQの高い選手であること。いつでもゴールを意識して動き出しを繰り返し、相手の嫌なところに顔を出す。相手守備陣にとって、脅威になっていた。

 

得点シーンでは、相手選手の致命的なミスに助けられた形だが、常にゴールを意識しているからできることである。また、キーパーとの一対一でも、決めて当たり前の場面で冷静にゴール隅に決めるあたりはさすがである。サッカー経験者ならわかるだろう。

 

ゴール以外の場面でも、周りを使うプレーも非常に上手く、周りの選手もやりやすそうにしていたのが印象的であった。ビジャにボールが渡った瞬間にチームメイトは信じて動き出す。そこから何度もチャンスを演出していたので、ゴール以外にも貢献度は非常に高かった。

 

イニエスタとのコンビも抜群で見ていて面白い。ヴィッセル神戸には若い日本の選手も多くいるので、素晴らしいお手本がこんなに近くにある環境は恵まれていることを自覚して、吸収できるものはすべて吸収するくらいの気持ちで取り組んでほしい。

 

確かに試合を観戦していて、全盛期のスピードや切れはなくなっている。ただ、それを補えるだけの経験、サッカーIQの高さ、テクニックがあり、Jリーグでも活躍できることを証明した。おじさんの熟成された艶やかなプレーは今後も観客を魅了してくれることだろう。

 

日本のサッカーを理解してチームにフィットすれば、ゴールも量産できるだけの実力があることを証明した。イニエスタポドルスキといったベテラン、日本の若い選手たちと上手く融合して魅力的なサッカーを披露してほしい。

 

今節からセンターバックに外国人選手が入り、守備も安定してくることが予想される。攻撃の部分では、スペインコンビを中心に、バリエーションを増やしていき、どこからでも点を取れるチームに変貌することを期待した。今後もビジャとヴィッセル神戸から目を離せない。